My Story
ピラティスに出会ったのは、2007年ごろ。当時は特許事務所で翻訳をしており、脳ばかりが疲れ、頭と心身のバランスが崩れていました。
身体を動かす必要性を感じて、ピラティスを体験したのですが、その際の衝撃は今でも鮮明で、「私だけでなく私たち人間にとって必要なメソッドだ」と直感したんです。
それと同時に、身体と対話し、感覚を味わいながら動いた後のなんとも言えない充足感。身体が喜んでいるとは、こういうことかと初めて感じたことを記憶しています。
ピラティスの創始者であるジョセフH.ピラティスさんは、当時は自身のメソッドを「コントロロジー」と呼んでいました。
その名の通り、ピラティスでは、どんな風に動きたいのか頭に浮かべたイメージを身体に伝え、まさにコントロールしながら動いていくわけですが、ピラティスを続けていくにつれ、コントロールとは、頭から身体への一方通行のコントロールではないのだと気がつきました。
実際に身体がどう動いているのか、心地よく感じているのか、心地よくなければどう動く方が心地よいのか、と感覚を置いてきぼりにすることなく身体からの声(フィードバック)を得ながら動いていくことがとても大切であり、身体が喜んでいるのはまさに、ピラティスのそういうところ。
不思議なことに、いえ当然といえば当然なのですが、身体の使い方の癖やコントロールしようとする時に生じる頭からの指令やイメージには、普段の生活、今までの自分の考え方や生き方が多いに影響しているんですよね。
身体が教えくれることに素直になれたら、強くあろうともがいていた性格も、頑なな身体も、少しずつ解けて柔らかくなっていき、そしてその方がなんだか生きやすいぞと感じるようになりました。
また、私は、背骨が弯曲している側弯症を持っているのですが、解剖学や機能を学ぶことで、滑らかに動かしづらい背骨や動きの左右差、そして、それに伴って身体に生じる張りや辛さも、側弯症が原因などだと理解でき、機能改善ができるピラティスを通して、より楽に動ける身体を手に入れたいと思うようになりました。
私たちが共に生きているのは、
他の誰のものでもない、自分自身の身体です。
思うようになんで動かないんだ!と制御してやろうと思う前に、
なんで動かないかを身体に聞いてあげる。本当はどう動いたら楽なのか聞いてあげる。
そんな作業を積み重ねていくことがピラティスだと思います。
少しずつ、でも確実に、心地よくなっていく心身を一緒に楽しんでいきましょう。
My Studio
スタジオ名である、
embrace は、享受するという意味。
単に「受け入れる」ということではなく、
「味わって自分のものとして喜んで受け入れる」という意味があります。
年齢を重ねていけば、
身体に様々な変化は起こってくるし、
生きていくことは、
決して楽しいことばかりではないかもしれません。
でも、自分自身の心身を満ち足りた状態に保っていられたら、
どんな変化も、どんな出来事も、最終的には味わって自分のものとし、喜んで受け入れらるのではないでしょうか。
そんな思いをスタジオ名に込めました。
My Approach
セッションでは、お客様自身がどう感じ、どのようなイメージで動いているのか、心地よいのか、よくないのかなどの感覚をシェアしながら、身体を変えるお手伝いをしたいと思っています。
これは私が長年学んできた、ソマティクスのアプローチがベースにあります。
ソマティクスでは、第三者から見た身体(ボディ)ではなく、内側から観て感じた身体(ソマ)を捉えていきます。
私から一方的に状態を伝え、正しい動きを教えるよりも、ご自身の感覚を育てていく方が、身体は変わるし、何より楽しい!
もちろん身体の機能・使い方としての
「正しさ」を知るということはとても大切であり、お伝えしていきますが、
「心身の状態は、100人いれば100通り」。
お一人お一人にとっての正しさ、前向きさ、心地よい状態ってなんだろうとセッションをしながら探っていき、様々なオプションをご提案させていただくことが私の仕事だと考えています。
運動経験がなくても、ピラティスが初めてでも大丈夫です。
安心してお越しください。
【資格】
・BASI certified mat instructor
・Stretch-eze® training course 修了
・PSGA産前産後ピラティスコース修了
・Pilates Artistry, Inc. チェアコース修了
・日本母子健康運動協会プレグナンシーボディワーク認定指導者
・日本母子健康運動協会マミーナボディメソッド®認定指導者